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zoom RSS テーマ「げんしけんSS」のブログ記事

みんなの「げんしけんSS」ブログ

タイトル 日 時
スーと旅する 〜輪島〜
石川県輪島市。 私、荻上千佳はいま、友人のスーとここの朝市に来ている。 特段の目的もない小旅行。彼女とは馬が合うのか、よくこのような組み合わせで行動していた。 三大朝市のひとつとして千年以上もの歴史を刻むこの古きよきマルシェ(市場)には、潮の香りと野菜の青い匂いが立ち込めている。 はるか以前からここでは、このように生活の品々が売り買いされ、交換され、その行為が脈々と受け継がれてきた。『亭主の一人や二人養えぬ女は甲斐性なし』、そんな言い回しさえあるこの地の女性には、器の大きさ・力強さを感じ... ...続きを見る

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2008/09/13 00:00
SS作品リスト。
時系列ごとの作品リストです。 ※自作SSはブログ内該当ページへ、他のSS師さまの作品は『げんしけんSSスレまとめサイト』内の該当ページへジャンプします(新しいウインドウが開きます)。管理人様ご了解ありがとうございます。 ...続きを見る

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2007/03/31 00:00
カヨイミチ
<ご注意> 原作と違った展開を前提とした作品です。野暮ですいませんが前提ばなしを書いておきます。 ・笹荻成立の少しあと、いろいろあって斑目は咲さんと恋人同士になりました。 ・そしてそれから幾星霜。彼らは結婚し、息子と娘を授かっております。 ご面倒おかけしてすいません。では参ります。 ...続きを見る

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2007/02/10 00:00
まだらめメモリアルリプレイノベル@大野さんシナリオ
ちかごろ巷で大人気!恋愛シミュレーションゲーム『まだらめメモリアル』をプレイしてみました! プレイヤーキャラクターは選択可能なのに攻略対象キャラは斑目ひとりという不可思議設定!しかも斑目は真性オタのため他人に心を開かず、プレイ状況によっては「攻略対象なのにプレイヤーとの会話に参加してこない」という困難さ。いやーある意味ハマります。昔から好きなんすよね、敷居の高いゲーム。開始直後に横に歩くと即死するような。 ...続きを見る

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2007/01/13 16:49
がんかけ 〜2007年1月1日〜
「荻上さん、なにお願いしたの?」 「あ、ええ、春の読み切りの願掛けって言うか」 「アンケよかったら連載かもって言ってたもんね。頑張ってね」 「はい。……あの、笹原さんは?」 「いやその……その、春の読み切りの願掛けを……」 ...続きを見る

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2007/01/01 00:00
斑目放浪記軽井沢編 〜2006年9月12日〜
 朝の光がカーテンの隙間から差し込むと、彼はゆっくりと目を開けた。ゆうべの乱痴気騒ぎの余韻が体に残っている。もう無理のきく年齢ではない。枕元から眼鏡を探し出し、上半身裸のままベッドから起き出した。  高原の貸し別荘は静かで、まるでこの世に彼と、隣でまだ寝息を立てているひとの二人だけしかいないような錯覚を呼び起こす。  酔っ払ったまま人の布団にもぐりこみやがって。ばっちり目ェ覚まさせてやる。彼は……高柳は、眼下の人物に呼びかけた。 「おい、起きろ、斑目。いい天気だぞ」 「ん……」  むっ... ...続きを見る

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2006/09/12 00:00
マル。 〜2006年9月12日〜
 9月なかばの火曜日、笹原完士と荻上千佳は揃って軽井沢駅に降り立った。朝というより昼に近い時間だが、乾いた高い空から真夏とは表情の違う爽やかな日差しが高原の町に降りそそいでいる。 「到着ー。うわ、なんかもう涼しいね、こっち」 「そうですね、東京ですら早々と秋って感じになってましたけど、格段に違いますね。寒いくらいです」 「さて、時間もあんまりないし、気合い入れてぶらぶらしましょうか!」 「笹原さん……それ言ってることおかしいですから」  二人の記念日に、笹原の体が空いたのは偶然の産物だ... ...続きを見る

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2006/09/12 00:00
ザクロ 〜2006年7月のおわり〜
「うー、だるいな〜」  7月もなかばを過ぎたというのに梅雨の明ける気配はない。その一方気温は上がり続け、体には負担がかかるばかりだ。荻上千佳はベッドの上でうなっていた。  暑いだけが原因ではない。夏コミ合わせの原稿と前期試験の準備が重なり、体調を崩してしまったのだ。いつもはこんなことはないのだが、今朝は腰の凝りと腹に居座る鈍痛で起き上がる気がしない。昨日はそれでも普段どおりに行動でき、入稿も終わった気楽さもあって部室で過ごしていた。昼には斑目晴信が昼食に立ち寄ったり、彼と入れ替わりに入室して... ...続きを見る

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2006/07/23 00:00
斑目放浪記札幌編 〜2006年7月のおわり〜
 7月も後半にさしかかったある週末の晩、斑目晴信は現視研のドアを施錠しようとしているところだった。本来部室の鍵を持っていてはいけない身分だったが、まあこういうことはよくあることだ。  昼間に食事をとりに部室に来て、夜も何をするでもなくしばらく腰を落ち着けてから、一人家に帰る生活。昼間は現メンバーの荻上千佳と世間話をしたが、今の時間は誰にも会うことなく夕焼けを眺めることとなってしまった。 「はー、こういう日が続くと我ながらナニやってんだって気になるわ。なんかこう、どっか旅行でも行きたいねー、で... ...続きを見る

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2006/07/22 00:00
slow step 〜2006年7月19日〜
 初夏の新宿駅は夜だというのにひどく暑かった。週末から夏休みシーズンに突入だが、この街に関してはとっくに休みモードになっているようだ。  俺はテンションの高い人ごみをかき分けつつ、早足で歩きながら腕時計を確認した。9時半を回ったところ。春日部さんには連絡してあるし焦る理由はないのだが、もう店の片付けを終えている頃合だろう。 ...続きを見る

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2006/07/19 00:00
まだらめの紐 〜2006年6月なかば〜
「笹原……いつまで俺の部屋に転がり込んでるつもりなんだ?」 「迷惑なんですか?僕はいつ出て行ってもいいんですけどね」  ベッドから起き上がり、素肌にワイシャツを着込む。 「いや、そんなわけじゃ」 「僕の担当作家がまさか斑目さんの隣の部屋に住んでいるとは僕も驚きましたよ。神の采配ってやつじゃないですか。心配しなくても原稿が上がったら帰りますよ。あと数日ってところでしょう」 「そうか……」 「(にやり)あれ、どうかしましたか?」 「いっいや、なんでもない」  ネクタイをゆるく締め、ベ... ...続きを見る

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2006/06/16 00:00
『Yell of magic』 〜2006年5月のおわり〜
 夕刻。電子と萌え文化の街も濃い色の夕焼けで覆われ、なんとなく寂しそう。  ゴールデンウイークも終わって、7月までは休日といえば日曜日しかありません。この街の活気は祝日があろうがなかろうが関係ありませんが、個人的にはやっぱりちょっとつまんないです。  わたしは今日は田中さんと別れたあと、一人で秋葉原に来ていました。田中さんが気にしていたガシャポンの新ラインナップと、わたしの個人的な趣味の同人誌を見て回っていたのです。  二年目、最終学年となる専門学校が忙しくなってきた田... ...続きを見る

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2006/05/21 00:00
Way to you 〜2006年4月のおわり〜
「うー、飲みすぎたぜ」  斑目晴信は深夜の住宅街を、ふらふらと歩いていた。  今日は同人誌即売会に顔を出したあと、高柳と朽木の3人で痛飲して帰ってきたところだ。 「だいたいヤナの奴なんであんなに酒強くなってんだ。朽木くんは30分でつぶれちまうし、よくよく思い返してみればオタトークっつうより奴の仕事の愚痴ばっか聞いてたぞ、俺」  飲み会を思い出しながらぶつぶつ言う。朽木は部室に行けば会えなくもないが、友人で同期の高柳とはリアルで会うチャンスは多くなく、たまに顔を見ると確実に深酒になるの... ...続きを見る

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2006/04/30 00:00
さくら、さく 〜2006年3月25日〜
「……あれ?斑目だけ?」 「ん、ああ。春日部さんが一番乗りだな」  現視研のドアを開けて顔を覗かせたのは春日部咲だった。斑目晴信は読んでいた同人誌から目を上げ、少し戸惑いながら質問に答えた。  先ほどのドタバタから1時間弱。壁の時計の短針も、もうずいぶんと下を向いていた。 「って高坂くんは?一緒に来るんだと思ってたけど」 「また会社から電話でさー。まあ30分で片付くって言ってたから先に来ちゃった」  卒業式の袴から普段着に着替えた咲は、斑目に説明しながらパイプ椅子を引き出して座る。 ... ...続きを見る

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2006/03/25 00:00
ブレス 〜2006年3月25日〜
 目覚ましの音でゆっくりと目を開ける。カーテンを開けっ放しで寝てしまったが、おかげで窓の外から穏やかな朝日が部屋を照らしてくれている。あの人はまだ寝ているだろうか?それとも起きて、また漫画を描いているんだろうか。  今日は俺の卒業式。あの人は昼から合流の予定だ。  昨夜はちょっと残念だったけど、互いの家へ帰った。別れ際に駅の階段の影でしたキスの感触が、今も唇に残っている。  あの人は今日、どんな姿で来てくれるのだろうか。俺のリクエスト、聞いてくれるかな?それともいつものラフな格好で現れるん... ...続きを見る

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2006/03/25 00:00
太陽 〜2006年3月14日〜
 街に買い物に行こう、と笹原完士が恋人の荻上千佳を連れ出したのは3月14日のことだった。地下道の出入り口から続いているデパートの洋菓子売り場には、ホワイトデーのポスターが所狭しと並んでいる。平日の昼間だというのに、サラリーマンらしい男性の行列がそこら中に見られる。  笹原も今日はスーツ姿だ。朝、千佳を迎えに来た彼は、徹夜明けだと言っていた。  卒業を月末に控えた笹原はここのところ、春からのはずの勤務先に頻繁に顔を出していた。秋には研修名目だったが、今はもう普通に勤務しているようなものだ。まだ... ...続きを見る

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2006/03/14 00:00
チェーン;side大田 〜2006年3月14日〜
 田中が加奈子から電話を受けたのは、大学前の駅を降りたときだった。 「ああ大野さん、今ちょうど……え?」 「いいから!大至急児文研の部室へ来て下さい!」 「児文研って……ええ?また誰かのこと見てるの?」 「荻上さんが来てたのは知ってたんですけど、さっき笹原さんが部屋に入っていくのが見えたんです。ふふふ、これは楽しい事が起きる予感がしますよぉ」 「大野さん……あんまりソレばっか熱中しない方が……」 「何言ってるんですか田中さん!あたしは会長として神聖な部室を汚されないようにですね」 ... ...続きを見る

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2006/03/14 00:00
チェーン 〜2006年3月14日〜
 3月も2週間を過ぎようとするある晴れた火曜日。荻上千佳は現視研の部室で個人誌用のネームを書いていた。だいぶ春らしく、暖かくなった午後。昼過ぎにはいつものように斑目がコンビニ弁当を提げて現れ、いつものように中身のない会話をして昼飯を平らげ、会社に戻って行った。  春休みも佳境で、キャンパスに人影は見当たらない。部室までの道行きで誰にも会わなかったし、斑目が来なければ今日は1日言葉を発せずに終わったのではないか……そんなことを考えていた頃。部室のドアノブが遠慮がちに回され、鉄扉がゆっくりと開いた... ...続きを見る

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2006/03/14 00:00
きゃんでぃ☆デート 〜2006年2月14日〜
 今こんな気持ちで笹原さんを待ってる、いつもと明らかに違う私。どうしたんだろう、胸が苦しい。 ...続きを見る

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2006/02/14 00:00
スケッチブック 〜2005年12月29日〜
 真っ暗な夜空に、冷たい風が吹いている。澄み切った空気の層の向こうに、こぼれ落ちてきそうな満天の星。  12月28日の夜……正確に言えば、日付はすでに29日に変わっている。年末間近の冬の夜。荻上千佳は、一人ベッドの上で煩悶していた。 「……ダメだ。眠れねー」  エアコンのないベッドルームだが、着なれたフリースのジャージに厚い布団をかぶっているので寒さは感じない。むしろ体は汗ばんでいるくらいだ。彼女の眠れない原因は、隣の部屋にいる人物……笹原完士だ。 「笹原さん……大丈夫だろか。けっこう飲... ...続きを見る

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2005/12/29 00:00
カエデ 〜2005年11月27日〜
 荻上千佳が笹原完士と水道橋駅の改札を出たのは、11月の終わりの日曜日のことだった。今日も空は高く、よい天気だ。朝の風はもう冬の冷たさだが、日中は小春日和の1日となるだろう、と出掛けに見た天気予報は伝えていた。 「……笹原さん、なんかニヤケてますよ?」  千佳の服装は普段とあまり変わらない。チノパンに重ね着のシャツに、ピーコートスタイルの薄手のコート。地元駅からここまでの1時間、世間話をしている間中も笹原は普段以上の緩んだ笑顔で千佳に接していた。 「いやー、ははは、ごめん。なんかさ、『デー... ...続きを見る

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2005/11/27 00:00
勇者の祭典 〜2005年11月3日〜
 天高く馬肥ゆる秋。椎応大学は大学祭の初日を迎えていた。  毎年3日間開催される大学祭は椎応の学生ばかりでなく、近隣他大学の学生や中高生も覗きに来る大きなイベントだ。模擬店やフリーマーケット、アイドルやお笑い芸人のライブなど盛りだくさんで、この時期このキャンパスはお台場や浦安に負けないテーマパークになる。  現視研の面々も今年は張り切っていた。まあ張り切らざるを得まい。会員数の減少が深刻なこのサークルは、次の春に新入会員を集めなければ存続の危機が訪れるのだ。この大学祭は、彼らの知名度を上げる... ...続きを見る

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2005/11/03 00:00
愛のエプロン:後編 〜2005年10月のなかば〜
****  時は疾風のごとく過ぎ行き、パーティ当日はやってきた。  斑目は笹原と並んで、加奈子の家へ向かって歩いているところだった。二人の両手には酒販店の大袋。 「そうですか、久我山さん残念ですね」 「しょうがねえよ、大口先の接待だってんだから」 「でもアレっすね、久我山さん新人なのにそんな席呼ばれるなんて……実は腕利きスか」 「先々月だか月間表彰受けたって言ってたぞ、何人ライバルがいるのか知らんがな」 「へえ」  女性陣3人は加奈子の部屋で、今頃奮闘中だろう。田中総市郎は例によ... ...続きを見る

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2005/10/21 00:00
愛のエプロン:前編 〜2005年10月のなかば〜
 秋も深まるある10月なかばの午前中。現視研の部室には大野加奈子と荻上千佳だけだ。学園祭まではまだ日数もあり、何もない平穏な日々が彼女らの頭上をたゆたっている。 「大野先輩」 「はい?」  スケッチブックに落書きしながら、千佳が加奈子に話しかけた。加奈子はノートにコスプレのリストを書き込む手をとめ、顔を上げた。 「あの……ちょっと聞いていいですか」 「え、なんですか?」  千佳は何かいいづらそうだ。 「……笹原さんのことですか?」 「まあ、そうなんですけど」  彼女が笹原完士と... ...続きを見る

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2005/10/18 00:00
かなしいライオン 〜2005年10月のはじめ〜
 ……そしてシマウマと友達になったライオンは、このことを仲間のライオンに秘密にして、ときどきシマウマと一緒に遊びました。仲間のライオンとは今までどおり狩りをしたり、鹿やウサギなどを食べたりしてすごし、シマウマと一緒にいるときは水ばかり飲んでお話をしたり、かけっこをしたりして遊んだのです。ライオンはシマウマが好きになっていました。  そんなことが続いたある日、仲間のライオンの一頭がこう言いました。 「いつも俺たちと狩りをしてくれて感謝してる。今日はお前が来る前に、すばらしいご馳走をしとめておい... ...続きを見る

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2005/10/05 00:00
あのひとのとなりに 〜2005年9月の終わり〜
「や……山田さん……やめてよ、ね?……どうして、こんな……ッ」  榎本千尋はボタンを外された胸元を押さえながら、生徒会室の中央で立ちすくんだ。廊下へのドアに立ちはだかるように予備の制服を手に持った山田薫子に、戸惑いながら話しかける。 「千尋さん、ごめんなさぁい。蓮子さまがどうしてもあなたのことを足止めしろって言うから……わたし、こう言うのよく解りませんけどぉ、こんなカッコにすれば簡単に逃げられない、って蓮子さまがぁ」  おっとりしているようで意外に素早く力強い薫子に翻弄されるうち、いつしか... ...続きを見る

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2005/09/30 00:00
夕立 〜2005年9月の終わり〜
 9月もまもなく終わろうというある日の夕暮れ、大学前駅の改札で笹原と千佳は思案していた。 「降りだしちゃったね」  大きな紙袋を片手に下げた笹原が千佳に笑いかける。千佳もハンドバッグと一緒に、アニメショップの手提げ袋を持っている。  今日は秋葉原まで二人で買い物に出ていたのだ。天気予報では降水確率はないに等しく、空気も乾燥していたのだが。最後の最後、帰り着く直前のモノレールの窓を強い雨が叩き始めたのは、隣の駅を出発した直後だった。 「うーん、距離的には部室が一番近いんだけど……いつやむか... ...続きを見る

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2005/09/28 00:00
『モシモシ』 〜2005年9月のはじめ〜
『さ、笹原には連絡しといたよ。き、聞いたとおりだな、すげえヘコんでた』 『ありがとうございます久我山先輩。余計なお願い事……』 『いいって。実は荻上さんのすぐあと、本人からも留守電あったんだよ、れ、連絡欲しいって』 『え?……ああ、そういえば同人誌のこと』 『う、うん。田中に確認した。いいな、金髪キャラ』 『よくねッスよ、あんなの!』 『うわ、ほんとに嫌ってんだな』 『うえっ?あ、田中さんが言ったんですか。いやその、嫌ってるわけでは――』 『う、うはは。……楽しそうだな、現視研。... ...続きを見る

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2005/09/06 00:00
はじめてのおつかい 〜2005年7月のはじめ〜
「戦略会議?」  荻上千佳がすっとんきょうな声を上げたのは、目の前の大野加奈子のセリフが一瞬理解できなかったからだった。 「そそ、そーです。会議です」  加奈子は楽しくてしょうがないという表情をしている。 「第二回・荻上さんのコミフェスデビューを現視研で応援しよう会議〜!」 「なんでそんなコトしなきゃならないんですかっ!」  テンションの上がってくる加奈子の声に負けないように、千佳も声を張り上げた。 「私の個人サークルで参加してるんですからご迷惑はおかけしないって説明したじゃないで... ...続きを見る

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2005/07/08 00:00
Million Films 〜2004年3月の終わり〜
 夕暮れのスーパーマーケットを出て、歩き出す二人の影。それぞれに手提げ袋を持ってなにか会話しているのは、田中総市郎と大野加奈子だ。 「ねえ、教えてよ、そろそろ」 「うふふー、ダメですよ。完成するまで秘密です」 「カレーかシチューでしょ?こんなにジャガイモ買ってきて」 「わたしお料理あんまり得意じゃないですけど、これだけは自信あるんです。向こうでもパーティとかで作ったりして、評判よかったんですよ」 「楽しみだね」  早春の休日。日中は暖かくなってきたが、夕刻になると涼やかな風が吹く。 ... ...続きを見る

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2004/03/27 00:00

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