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zoom RSS Million Films 〜2004年3月の終わり〜

  作成日時 : 2004/03/27 00:00   >>

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 夕暮れのスーパーマーケットを出て、歩き出す二人の影。それぞれに手提げ袋を持ってなにか会話しているのは、田中総市郎と大野加奈子だ。
「ねえ、教えてよ、そろそろ」
「うふふー、ダメですよ。完成するまで秘密です」
「カレーかシチューでしょ?こんなにジャガイモ買ってきて」
「わたしお料理あんまり得意じゃないですけど、これだけは自信あるんです。向こうでもパーティとかで作ったりして、評判よかったんですよ」
「楽しみだね」
 早春の休日。日中は暖かくなってきたが、夕刻になると涼やかな風が吹く。
 二人は今日も、コスプレイベントを楽しんできていた。先刻一旦帰り着き、田中は加奈子の自宅に夕食の招待を受け、一緒に買出しをしてきたところだ。
 もう二人で何度も行き来した道。夕飯の支度が始まる時間なのだろう、信号待ちの交差点は人や自転車で溢れていた。レシピのおさらいをしているのか、今から腕を振るう料理に気合を込めているのか、加奈子は軽くハミングしながら田中の先を歩いてゆく。曲目はアニメソングで、田中が次に制作する予定のコスチュームもこの作品のキャラクターだった。
 夕日が彼女の頬を染める。少し寒くなった風が長い黒髪をなでる。立ち止まった田中は、加奈子に気づかれないようにズボンのポケットに手を入れた。
 ピピッ。
 小さな電子音に加奈子が振り向くと、田中は小さなデジカメを片手で構えていた。慌てて、手で顔を覆う。
「あ、やだ、田中さん撮っちゃダメですよー、今わたしお化粧してないんですからぁ」
「もう一枚。はい、チーズ」
 ピピッ。
「やですったら、もう。早く行きますよ!」
「はは、ごめんごめん」
 唇を尖らせ、頬を染めて早足で歩き出した加奈子に急いで追いつく。本当は今の表情も撮りたかったが、シャッターチャンスを逃してしまった。
「大野さん、歩いてるだけで絵になるからさ、つい撮っちまった」
「コスプレしてるときは自分で覚悟してるからいいんですけど……やっぱり普段のときは恥ずかしいですよ」
「見る?今の写真」
 田中はかまわず、デジカメの後ろのモニターに画像を表示させた。夕映えに、全体がオレンジがかった写真。なにか嬉しそうに、遠くを見つめる表情。軽く開いた唇から奏でられているであろうメロディーは、背景の電線を五線譜のようにイメージさせる。
「……んーでも、やっぱり、恥ずかしいです」
 まんざらでもない表情でカメラを覗き込み、しかし不意打ちはやめて欲しいと主張する。
「わたし、田中さんってデジカメ使わないんだって思ってました」
「うん?いや、そういうわけじゃないよ」
「そうなんですか。いつも大きいカメラしか持ってないから、てっきり」
「デジカメ、便利だよ。取り回しに気を使わなくていいし、たくさん撮れるし」
 ピピッ。
「あ、もうっ!」
「あはは」
 1枚、また1枚。彼女の周りに、思い出が積み重なって行く。
 田中は、先日のことを思い出していた。
****
 その日、田中は加奈子の部屋でコスチューム整理をしていた。加奈子自身がアメリカから持って帰ってきた衣装が収拾つかなくなっており、何とかしたいと相談を受けたのだ。
「また着る機会っていうのはほとんどないし、ほんとは売るなり捨てるなりしちゃえばいいんですけれど……やっぱり、思い入れができちゃうんですよね」
 いくつものはちきれそうなダンボール箱を背に、加奈子は笑ってみせた。
「わかるよ、その気持ち。俺んちなんかこんなもんじゃないからね。よし」
 端から箱を開け、彼女の歴史を感じさせるコレクションを整理し始める。コスプレ衣装といっても、加奈子は自分では作らない。ほとんどが一般の市販服や民族衣装を組み合わせてそれらしく見せたもので、専門のオーダー衣装店のタグがついた服が何着かあるくらいだ。箱には服と一緒にポケットアルバムが入っており、その服を着たときの仲間と写した加奈子の写真が詰まっていた。
「……ほほう。これはなかなか」
「あー、恥ずかしいからあんまり見ないでくださいね。一応思い出に、写真撮ってもらってあるだけなんですよ」
 そうは言っても加奈子の昔の写真だ。田中としては見ずにはおれない。
 ライトセイバーを構える加奈子。女吸血鬼として妖しく笑う加奈子。銀のスーツを着込んだ宇宙人、つぎはぎのキャットスーツでポーズをとる美女。
「映画関係が多いの?アメリカって」
「アニメキャラの服ってなかなか入手できないんですよ、専門店行くと高いし。映画キャラは、あっちではだいぶ定着してるみたいでけっこう手に入りやすいんです」
「それにしても大野さん……この時高校生だったんだよね?」
「そうですよ?」
「こ……こりゃあ、けっこう」
 田中が見ていたのは旧版キングコングのコスプレ写真だった。こと昔のSF映画の女優はセクシーな衣装をつけていることが多い。それをティーンエイジャーの加奈子が演じている姿は、それはそれは扇情的なものだった。
「やーっ、どこ見てるんですか!あーんもういいです、わたしが自分でやりますからぁ!」
「いやいや、ごめん、ちゃんとやるから。い、衣装だよな、ポイントは。写真じゃなくて」
「そうですよっ!」
 二人は作業に戻り、またしばらくは平穏に時間が流れていった。
「ふう、田中さん、そろそろ一休みしませんか?」
 2時間ほども経っただろうか。大雑把にたたまれたりハンガーごと丸められていた服は、ほとんどが衣装ケースに整列していた。
「ん、大野さん疲れた?そしたら俺やっちゃうよ。あとちょっとだから」
 首を回す加奈子に田中が言う。彼としては大好きな加奈子の、大好きなコスプレ衣装に触れている限り疲れなどに負ける気がしなかった。実際、クローゼットの奥に見えている最後の段ボール箱が空になればこの作業が終わる、と少し寂しくなっていたくらいだ。
「大丈夫ですか、田中さん?……じゃ、わたしお茶入れてきますね。あんまり無理しないでください」
「ありがと」
「……それから」
 立ち上がり、部屋を出しなに加奈子が言う。
「くれぐれも写真のほうに夢中にならないでくださいね?」
「あはは、了解」
 加奈子がキッチンへ行く足音を聞きながら、田中は最後の箱を取り出した。
 パタン。
「?」
 箱の向こうで何かが落ちた。不審に思った田中が拾い上げたそれは、ほかの衣装箱にも入っていたポケットアルバムだった。
「あれ、どれかにしまい忘れたのかな?」
 パラパラとページを繰り……気づいた。違う。
 いつもの癖で衣装にしか目が行っていなかったが、さっきまで胸躍らせながら覗いたアルバムとは違う。これだけページ数が少ない。写っている加奈子の衣装も、ほかのアルバムとダブっている。それに……。
 全部ツーショット写真だった。相手の顔は見ていないが、同一人物であろうことが察せられる。
 一旦閉じてしまったアルバムを手に、息を呑む。
 いいのか?これを見て。……いや、ダメに決まっている。……いや、いまさらヤキモチなんか。……いや、彼女のプライバシーだぞ?逡巡する心とは裏腹に、震える手が再びページを開いていた。
 目に飛び込んできたのはアラビアの姫。だが、加奈子がつかんでいる腕はアラジンではなく、体が肌色のままのランプの精のものだった。アニメそのままのようなゴツい体つきにスキンヘッドで、手作りの辮髪と顎鬚を揺らしている。
 裸の上半身に誇示される筋肉がまがい物ではないのは一目瞭然だ。
「田中さん、お待たせ……田中さん?」
「わ……」
「キャ!」
 写真に気を取られ、田中は加奈子が入室したのに気づかなかった。ティーセットを床に置き、肩越しに覗き込んだ加奈子の顔色が変わる。
「そ……それ、どこに……なくなったと思ってたのに……」
 驚愕の表情が、徐々に涙で曇る。
「……っ!」
 目をギュッとつぶり、アルバムを田中から奪い取る。
「ご……ごめん大野さん、箱の向こう側に落ちてて……他のとおなじ写真だと……」
「……」
「の、覗くつもりじゃなかったんだ、本当にごめん」
 アルバムを抱きしめ、肩を丸める加奈子の背中にたどたどしく弁解する。
「わ、わたしこそ……ごめんなさい」
搾り出すように声を出す。
「彼……ジェフっていって、あっちで少しお付き合いしてた方なんです」
 田中の心臓を握りつぶしそうな、悲しい声音。
「……今のわたしには田中さんていう人がいるんだから、……こんなの、持ってちゃダメですよね……?ごめんなさい……ごめんなさい……ごめ……」
 泣きながら、アルバムのページに手をかけた。
「わ!大野さん、何を!?」
 一気に力を入れ、破こうとする寸前に田中が止める。
「やめてよ大野さん、大野さん!」
 加奈子は目をつぶったまま、写真に力を込め続ける。しばらくもみあってようやく、彼女の力が抜けた。
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
 肩で息をしながらまだ詫び続ける加奈子を、同じく息を切らした田中が抱きしめた。膝立ちのままの加奈子の手から、アルバムが滑り落ちる。
「!……っ」
「大野さん、なんで謝るの……?」
「だっ……て」
「俺が、こんなのでショック受けるって思った?大野さんのこと、なにか勘違いすると思った?」
「……だって……だって」
 加奈子は涙を流し続ける。田中は加奈子の涙を指でぬぐった。
「……見くびらないでよ、俺のこと。これでも、結構フトコロの深いトコあるんだぜ?」
「田中さん……」
 加奈子を左手で抱いたまま、田中は床に手を伸ばしアルバムを拾い上げた。実は心中穏やかではなかったが、わざと大仰にページをめくる。
「ふん、ジニーにドクター・イーヴルに、これはなんだっけ……トゥーフェイスだ、ああ、キャットウーマンもいたもんなあ。おお、ここにもキングコング発見!さっきはじっくり見れなかったからな。この大野さん、きれいだなあ」
「よしてください……そんな無理して」
「無理なんかしてないさ。きれいだ。それに……すごく幸せそうだ」
「……え……」
「俺さ、コスプレやりながら写真も撮ってきて、最近感じるようになった事があるんだ」
 加奈子が泣き止むきっかけになったのを確認して、田中はアルバムを閉じた。
「コスプレやってるときって、みんな、とっても幸せそうに笑うんだよ」
 加奈子を支えながら、そっと床に腰を下ろさせる。ぺたんと座り込んだ彼女はまだ顔を上げないが、どうやら話を聞いてはくれているようだ。
「みんな、自分の好きなキャラクターになりきって、可愛らしく笑ったりニヒルな表情したり、悪役キャラの人なんかは実にいやらしい笑い方を練習してきてたりするんだけど、その表情の奥に隠し切れない幸せを感じちまうんだな、レンズ通して見てみると。……それで、そういう人たちの写真は必ず、いい写真に仕上がるんだ」
「……」
「衣装の出来やメイキャップなんかは各人各様でさ、中にはウケ狙いとしか思えないようなのもいて。向こうで見たことない?段ボール箱かぶって前に『ガンガル』ってマジックで描いてある外国人。そんな連中でも、共通してるのがそのシアワセ感だよ。コスプレが好きなんだな、って思う。大好きなんだな、って。ねえ大野さん」
「……はい」
 田中は再びアルバムを取り上げた。最後に開いていたキングコングの写真を開く。
「この写真の大野さんも幸せそうに見えるよ。同じことを好きな仲間がいて、思い切り好きなことをできて。それも……大好きな人と一緒にできて」
 加奈子の肩がぴくりと動く。
「この……誰だっけ、ジョン?いまもアメリカに?」
「……ジェフ、です。いいえ、海兵隊の人だったんですけど、今は多分中東に……転属が決まってお別れしたんです」
「彼もいい表情してる。きみと一緒にいられて幸福だったんだろう。彼もコスプレ好きだったの?」
「ええ……結構米軍ってオタク、多いらしいんです。このときの写真は、周囲の人もだいたい軍人さんで」
「大野さんのこと、自慢して回ってたんだろーなー。いま俺がやってるみたいに」
「田中さんはそんなことしてないじゃないですか」
「田中さん『は』だって?かーチクショウ、やっぱりやってやがる」
「あ……」
「ねえ、大野さん。ちょっとした提案があるんだけど」
 どうやら落ち着いた加奈子の肩から手を離し、すぐそばに腰を下ろして田中は言った。右手にはアルバムを持ったままだ。
「この衣装、俺が全部作り直してもいいかな?」
「……えっ?」
「男女両方とも。それで、これからのイベントできみに着て欲しいんだ。もちろん相方は俺でね」
「えっでも……結構ありますよ?それに時期外れ……」
「そんなの関係あるもんか。どう?全部誰かに写真撮ってもらって。カメラの仲間なら、会場探せば5人や10人すぐ見つかるし、いなけりゃ通行人でもセルフタイマーでも、なんだって」
 意気込んで喋る田中を、加奈子は目を丸くして見ていた。これほど彼が熱くなる姿は、今までにもほとんど目にしていない。しばらく怪訝な表情をしていたが、加奈子はふいにあることに思い当たって頬を染めた。
「……あの」
「うん?」
「それって……もしかして……もしかして……ジェラシー、ですか?」
「……えっ」
「……わたしのために?」
 田中も顔を赤くし、口ごもる。
「あー……なんだ、その……うーんと、わっわっ、大野さん?ちょ、ちょっと」
 間近にある瞳にまた涙が浮かんだのを見てたじろぐ田中を、加奈子はかまわず全力で抱きしめた。田中の両手は何を躊躇しているのか空気を掻くばかりだ。加奈子の動悸が、二人の服を通して彼の胸に響く。
「田中さん、わたし、嬉しいです」
「大野さん……?」
「田中さんはわたしのこと好きって言ってくれて、わたしも田中さんのこと大好きで、同じことで笑ってくれるし、コスプレも一緒にして。でも……わたし、本当はすこし不安だったんです」
 不安と聞き、宙を泳いでいた田中の手が動きを止める。
「……お正月からこっち、いつも一緒にいてくれるのに田中さん、わたしに……なにも……。大切にしてくれてるのかなって思うんですけど。でも……やっぱり、なんだか……寂しかったんです」
 田中が加奈子に好きだと打ち明けたのは、年明けのことだ。イベント会場で見せる積極的なキャラクターとは正反対に、実体の田中総市郎は古風な小心者だった。自分に好意を寄せてくれているのが明らかな加奈子に対しても、数ヶ月の迷いを経てようやく告白に至ったというのが真相で、そこからさらに数ヶ月、彼の彼女に対する最大のスキンシップは先ほどの抱擁という有様である。いやむしろ現在、田中が受けている『加奈子からの抱擁』は二人にとって久しぶりの大躍進と言えよう。
「田中さん……ありがとうございます。わたし、田中さんのこと大好きです」
「大野さん」
 田中の心が決まったのだろうか。さまよっていた彼の両手は加奈子の背中に回され、愛しい人を逃さないようにしっかりと支えていた。自分を抱きしめる感触を確認するかのように、加奈子が軽く身じろぎをする。
「ごめんね、こんな男で。俺、こういうの馴れてないから……焦って失敗したら嫌われちゃうかもって思ったんだ」
「そんなこと……絶対ないのに」
「大野さん。俺もきみのこと、大好きだよ」
「……はい」
 加奈子は顔を上げ、優しく微笑んだ。
 田中も彼女の瞳に笑顔を投げる。
 加奈子はそっと目を閉じ、唇を軽く突き出す。
「kiss me,please」
「……うっ」
 田中は……田中はここでまた固まってしまう。3秒。5秒。加奈子が目を開けた。
「あ」
「田中さぁん……」
 ほんの一瞬、残念そうな顔。だがその表情はすぐに消え、いたずらっ子のような笑顔に取って代わった。
「田中さん、わたし、決めました」
「え……なにを……かな?」
「うふふー」
 加奈子の両手は田中の背中から、両肩へと移動した。
「わたしから、いっちゃいます!」
「いっ……」
 だん、と音を立てて二人は床に転がった。田中はしたたかに後頭部を打ち付ける。
「お、大野さん……」
「田中さん、大好きです」
 加奈子は田中にキスし、……衣装の整理は結局翌日へ持ち越されることとなった。
****
「……さん、田中さん?どうしたんですか?」
「ん?ああごめんごめん、考え事してた」
 加奈子の声に、田中の時間は現在に戻った。考え込んでいたのは一瞬だったらしい。田中はさっきの場所に立ち止まり、加奈子だけが数メートル進んだ位置で彼を振り返っていた。
「もう、後ろ見たら止まってるんですもん。そこの酒屋さんで赤ワイン買ったら買い物終了ですよ」
「了解。ねえ大野さん、そのワイン全部使わないんでしょ?なら、冷えてる奴買って、二人で飲まない?」
「あらー、いいですねえ」
「おっと、そうすると1本だけじゃ足りないかな?」
「そんなには飲まないですよぉ」
「イベント後の一杯って、旨いよねー?」
「……じゃ、2本買いましょう、か?赤と白と」
 ピピッ。
「あ!まだ持ってたんですか?もーっ」
「あのさ」
 さすがにカメラをしまって、田中は言った。
「それもコスプレじゃない、よく考えたら」
「え?このカッコが、ですか?」
「うん」
「えー?」
 何を言われたのだろう、という顔をして、加奈子は考えながら歩いている。
 田中は相変わらずその後ろを、シャッターチャンスを探しながらついて行く。
 デジカメは、あの翌日電気店に行って買ってきたものだ。田中は実はけっこうな銀塩写真機至上主義者だったが、それでは『枚数』でかなわない。彼女の、思い出たちに。特にあのジェフという男に。
 1枚撮れば、1歩。100枚撮れば、100歩。100万枚撮れば、100万歩。俺は彼女の思い出たちを追い抜ける。彼女の撮り溜めてきた幸せをどうこうするつもりは毛頭ない。ただ、それを凌駕する幸せを、自分は加奈子に捧げたいと思う。
 過去の彼女の幸せが何百枚分あろうと、俺はこれから100万枚分の思い出を加奈子に撮ってあげよう。100万枚分の幸せで、俺が彼女を埋め尽くしてあげよう。それは……それは、きっと。
 自分でも気づかないうちに、再びカメラを取り出していた。見つからないように手を背中に回し、視界の中でフレームを設定する。暗くなってきた空にシルエットで浮かぶ電線には、まだ加奈子の歌が寄り添っている。
「うーん、判んないですよぉ。田中さん、なんのコスプレに見えるんですか?これ」
「判らなかった?あのね」
「はい」
「若奥様」
「……ええっ?」
 ピピッ。

 きっとそれは、ふがいない俺から彼女への、精一杯のラブソングになるだろうから。



【あとがきなど】
2006/6/24、SSスレに投稿。

コブクロっつうバンドがありまして、歌ってる曲にべたべたなラブソングがないのがよくないのかイマイチ有名になれずにいたんですが、最近ではドラマ主題歌なども歌うようになってようやく知名度が上がりました。よかったよかった。
の、同名曲がモチーフです。
というかほぼアテブリです。歌詞の単語単語をストーリーに盛り込んでいるので、正直オマエ話考えてるんかというそしりも免れませんな。
この話の前に書いたのが『チェーン;side大田』なんですが、彼らの恋愛関係ではたぶん大野さんが主導権を握ってるんであろうと考えております。大野さんは人当たりはソフトですがけっこう芯が強く、意思と行動力がはっきり直結してると思います。ま、カンタンに言うと田中のこと好きなら押し倒すと思いますw

とまあ、そんな話。

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